【睡眠不足は薄毛の大敵?薄毛と睡眠の関係】
「睡眠不足だと薄毛になりやすい。」ということを聞いたことがあり、気になっている。
とはいえ、
・そもそも睡眠不足が本当に薄毛の原因になるのか分からない
・薄毛の対策をするために、どのくらい睡眠をとるのが良いか知らない
という方も多いと思います。
そこでこの記事では睡眠不足と薄毛の関係や、薄毛に効果的な睡眠の取り方について紹介します。
具体的には、
・睡眠不足がどのように毛髪に影響を与えているか
・薄毛対策をするのに適切な睡眠時間
・睡眠の質を高める方法
について順番に重要なポイントだけ説明します。
2分くらいで簡単に読めますし、毛髪に良い健康的な睡眠が取れるようになる可能性が高まりますので、ご一読ください。
睡眠不足が薄毛の大敵というのは本当か
「睡眠不足が薄毛の大敵」という話は、今のところ実は科学的な根拠は認められていません。
直接的な薄毛の原因が睡眠不足だけではないということなので、睡眠を改善しただけでは、完全には薄毛は治せないということです。
しかし、睡眠不足は体の血行不良を起こし、ストレスの原因にもなるので間接的に大きな影響を与えると言えるでしょう。
睡眠不足でホルモンバランスが崩れると、毛髪には良くない
もう一つ、睡眠不足になると身体にどのような影響があるかというと、ホルモンバランスが崩れてしまいます。そうなると毛髪には良くないです。
なぜかというと成長ホルモンが減少すると、髪や頭皮の修復が行われなくなってしまいます。修復が十分に行われなかった頭皮からは、抜け毛が増えてしまうという仕組みです。
一般的には、夜10時から2時に睡眠をとっていると成長ホルモンが分泌され、毛母細胞が活動すると言われているので気をつけておきましょう。
薄毛が気になる人に適切な睡眠時間は7~8時間
薄毛が気になる人は、できるだけ7~8時間を目安に睡眠をとると良いでしょう。前述した通り、成長ホルモンにも関わりますし、ストレスなども含めた心身の健康に重要だからです。
睡眠の質が悪ければ長時間眠っても、不調になることも
しかし、ただ長時間ベッドの上で寝ていれば良いかというとそうでもありません。
中々寝つけなかったり、浅い眠りを繰り返していれば逆にストレスを溜めてしまう可能性もあります。
睡眠の質を高める習慣
質の良い睡眠を7~8時間きちんととって、心身を健康にして薄毛対策をするには日々の生活習慣が大切です。
そこで、ここでは薄毛や質の高い睡眠に効果的な習慣について紹介します。
朝に太陽の光を浴びる
太陽の光を浴びると、「セロトニン」が分泌され、体が目覚めるといわれています。セロトニンは、日中にはストレスを軽減させ、精神を安定させる働きをしてくれる良い物質です。
また、夜になると睡眠を促進する作用がある「メラトニン」を作りだし、心地よい眠りに誘導してくれます。
朝一番に、カーテンを開け、できれば外に出て十分な日光を浴びることが夜の睡眠の質に大きな影響を与えます。ぜひ習慣にしてみてください。
日中に適度な運動をする
朝の日光と同じくらい重要なのが、適度な運動です。
運動は血流を良くしてくれますし、運動中は交感神経が優位になります。
そうなると、夜寝る前に副交感神経が優位になり、リラックスすることが可能です。
リラックスして入眠できるので、睡眠の質が高まります。
寝る直前の激しい運動は、逆に身体を興奮状態にしてしまうので、注意が必要です。
夜寝る前に、パソコンなどのブルーライトを控える
寝る前の習慣として、パソコンやスマートフォンなどのブルーライトにも注意が必要です。ブルーライトは、睡眠を促すメラトニンの分泌を制御してしまいます。
日中であれば良いのですが、できれば就寝する2~3時間前にはパソコンの電源を切っておくのが好ましいです。
寝酒を控える
寝る前に飲酒すると、寝つきが良くなるように感じる人もいるかもしれませんが、一時的なものです。
アルコールは代謝されてアセトアルデヒドになるときに覚醒作用をもたらします。すると途中で目が覚めやすく、利尿作用も伴い睡眠が途切れてしまう可能性があります。
昼寝を取り入れる
仕事が忙しい人はとくに、十分な睡眠時間を確保できないことも多いでしょう。
そこでおすすめなのが昼寝を取り入れることです。
人の体は、生理的には1日に2回眠くなるのが自然なことと言われています。
そのため、昼寝をとることで人間の本来の睡眠リズムに近づくことが可能です。
適切な睡眠をとって、効果的な薄毛対策をしよう
長くなりましたので、まとめです。
①睡眠不足は、血行不良・ストレスなどをもたらし間接的に毛髪に良くない
②睡眠不足は、ホルモンバランスを崩し髪や頭皮の修復を阻害する
③薄毛対策には7~8時間、質の高い睡眠をとることが大切
④質の良い睡眠をとるには、
・朝に太陽の光を浴びる
・日中に適度な運動をする
・寝る前のブルーライト・お酒を控える
・昼寝を取り入れる
などが有効
以上のことに注意して、薄毛対策を効果的にしていきましょう。