【「お酒の飲みすぎは薄毛になる」はウソ?ホント?】
「お酒の飲みすぎで薄毛になりやすい。」ということを聞いたことがある。
とはいえ、
・本当に飲みすぎで薄毛になるのか気になる
・飲みすぎが良くないとしたら、どうしてなのか知りたい
という方も多いと思います。
そこでこの記事では、薄毛と飲みすぎの関係について紹介します。
具体的には、
・飲みすぎで薄毛になる医学的検知と可能性
・薄毛が気になる人の適切なお酒の量
・薄毛が気になる人におすすめの生活習慣
の順に、重要なポイントだけ解説します。
2分くらいで簡単に読めて、お酒との適切な付き合い方が分かるようになると思いますので、ご一読ください。
飲みすぎで薄毛になるという直接の医学的根拠はない
結論から申し上げると、飲みすぎで薄毛になるという直接の医学的根拠はありません。
もし、そのような事実があるのであれば、アルコール依存症の方はみんな薄毛ということになります。しかし、実際そうではありません。
したがって、お酒が直接の原因とは考えにくいです。
お酒を飲むことで生じるアセトアルデヒドによる薄毛の可能性も
しかし、直接の原因にはならないとしても、飲みすぎはやはり良くはありません。
お酒を飲みすぎると、アルコールが肝臓で分解されるときに、アセトアルデヒドという物質が生成されます。
アセトアルデヒドは、人体に有害なので体内では無毒化され、酢酸という物質に変化します。
このプロセスで、髪の成長に大切な
・アミノ酸
・ビタミンB
・亜鉛
といった栄養素が大量に消費されてしまいます。
以上の栄養素が不足することで、結果的に薄毛に悪影響を与えることがあるでしょう。
薄毛が気になる人が飲んでも良い、適切なお酒の量とは
とはいえ、飲酒が好きな人にとって全くお酒を飲まないということは辛いはずです。
それでは、どのくらいの量であれば薄毛に影響が少ないのでしょうか。
適量の目安は、一般的にビールなら大びん一本、日本酒なら一合、ウイスキーならダブルでグラス一杯、ワインならグラス二、三杯といった程度です。
あくまで一般的な基準なのでお酒が弱い体質の人は、さらに抑えるべきでしょう。
体質によってはお酒で顔が脂ぎってしまうなど、直接的に毛髪に悪影響を与えかねません。
加えて大切なのは、週に一日か二日は休肝日をつくることです。少しでも毎日飲み続けていると肝臓への負担も大きくなり、薄毛の間接的な原因になり得ます。
また、お酒と付き合うときには、おつまみにも注意が必要です。
おつまみは脂っこいものが多く、大量の油は血流を悪くするので、毛髪の成長に良くありません。
適度に飲めば、薄毛に効果的な場合も
「酒は百薬の長」と昔から言われているとおり、量を守れば逆に健康に良いこともあります。
適度であれば、
・ストレスの解消
・冷え性の改善
などにもつながるので、効果が期待できます。
しかし、ストレスを溜めないように心掛け、冷えについてもお酒以外でも対処する方法がありますので、お酒に頼りすぎないようにしましょう。
薄毛対策には良い生活習慣が大切
飲酒以外にも、薄毛対策には気をつけるべき習慣があるので紹介します。
7~8時間の質の高い睡眠をとる
薄毛には質の高い睡眠が大切です。寝ているときに分泌される成長ホルモンが毛髪の成長に大きく関わるからです。
そして良い睡眠をとるには、飲みすぎや寝酒は良くありません。
アルコールを分解するときに生成されるアセトアルデヒドには、覚醒作用があります。
そのため、飲みすぎたり寝る直前に飲酒すると、途中で目が覚めてしまいがちです。
日中に適度な運動をする
日中に適度な運動をすることも大切です。運動は血流を良くしてくれますし、ストレス発散にもなります。そうすると、結果的にストレスによる大量の飲酒を減らせる可能性がありますし、
間接的に薄毛に効果があると言えるでしょう。
また、寝る直前や飲酒直後の運動は逆効果にもなり得ますので、注意してください。
栄養バランスの良い食事をとる
栄養バランスの取れた食事を心がけることも大切です。毛髪の生成にはたんぱく質や、アミノ酸が必要だと言われています。
適切な量を摂取し、健康的な髪の毛を維持できるようにしましょう。
適度な飲酒で、薄毛対策をしよう
長くなりましたので、まとめです。
①飲みすぎると薄毛になるという直接の医学的根拠はない
②お酒は、毛髪の生成に必要な物質を消費するので間接的な原因になり得る
③お酒を飲む場合は適量で、週に1~2日は休患日を用意すると良い
④適度なお酒は、健康に良いこともある
⑤薄毛対策には良い生活習慣が効果的
・7~8時間の質の高い睡眠をとる
・日中に適度な運動をする
・栄養バランスの良い食事をとる
以上のことを理解して、薄毛を気にする場合は適切なお酒との付き合い方をしましょう。